夏と言えば甲子園! 甲子園漫画といえばあだち充!
『タッチ』も『H2』とかもう数えきれないほどの名著作がありますよね。
野球漫画はたくさんありますが私にとっての原点であり、今なお活躍されている漫画家さんとも言えます。
そしてこの『MIX』は『タッチ』の舞台でもあった上杉達也率いる明青学園が甲子園出場を果たしてから26年後が舞台の新しいストーリーです。
『タッチ』を知っている方は勿論、知らない方でもあだち充ワールドを楽しめる野球漫画です。
今月15巻が発売されました!
Contents
簡単ならあらすじ・説明
明青学園が甲子園出場を果たしてから26年。
明青学園の野球部はすっかり低迷していましたが、義理の兄弟バッテリー・立花兄弟が入学したことにより、風向きが変わり始めます。
新しい明青学園で再び甲子園出場を目指していく野球漫画です。
(15巻までのあらすじはネタバレ部分に記載します)
ここからネタバレ注意!
MIX15巻の感想(ネタバレ)
【15巻までの簡単なあらすじ】
明青学園、白熱の紅白戦です。
投馬VS走一郎がまさかの兄弟投手戦を繰り広げています。
紅組ピッチャー、夏野の負傷により、走一郎が急遽登板となり、図らずも立花兄弟の投げ合いとなりました。
今や絶対のエースとなった投馬。その投馬に劣らない才能を持ち、かつてはピッチャーだった走一郎。
軍配は一体どちらに?!
そして気づけば、季節は夏です。
甲子園への2度目の挑戦を前に何かと騒がしい明青学園の様子が描かれています。
認め合っている兄弟であり、普段は最高の味方であるはずの兄弟が戦う姿は熱いですね。
二人の真剣勝負と共に底上げされているチームの様子も伺えて、これからの活躍が楽しみになります。
そして音美を含めた人間関係の動きも気になります。どういう結末になるのか予想もつかない。
音美が最終的に好きな人を見つけて兄である投馬や走一郎がさわやかに応援するような終わりだったら、いいはずなのにとても切ない気もします。
さらさらとリズムを刻むようなあだち充さん独特の掛け合いのような進み方のストーリーはどんなに疲れていても頭の中に入ってきて楽しめます。
いよいよ次巻からは立花兄弟2度目の夏、東東京大会の組み合わせからスタートです。
目が離せませんね。
合わせて『タッチ』でもおなじみの原田の記憶喪失でふらふらしている下りは『タッチ』を好きな世代は大笑いでしょう。
一体何やってんだというツッコみもありつつ、色んな楽しみ方ができる15巻でした。
終わりに
漫画自体は『タッチ』を知っていても知らなくても真っ直ぐな爽やかさとドキドキが詰まった話で面白く読めます。
私自身は『タッチ』に結構色々な思い出があって、小3の時に父と母が学生時代に好んで読んでいた『タッチ』が部屋に並んでいてそれを読んで衝撃を受けました。
ちょうど小3の時が初恋の時期だったので、マッチしたのか妙にどきどきしてしまってずっと漫画の続きを気にしていました。
和也が事故に遭うシーンなど、まだ主要人物の事故の免疫がなくて、ありふれたシーンに思えずわんわん泣いた記憶があります。
終わり方も、甲子園に出てひょんなことからアイドルに好かれてライブを見に行きながら、自分のしたい道を見失っている達也が描かれているシーンがあるのですが、そこからラストまでなんかすごく高校生っぽいんだけど真剣で今も頭の中に大好きな作品として残ってます。
と、『タッチ』の話は置いておいて、この『MIX』でもそんな気持ちをそわそわさせて、この後どうなるんだろうと気になってしまうような雰囲気はばっちり流れています。
それに所々で『タッチ』のキャラも、あまり本筋とは今のところ関係ないですが出てきて笑ってしまいます。
『タッチ』世代の方や、読んだことのある方は読めば必ず楽しめます!
それ以外の方も昔から活躍している漫画家さんですが、絵がさっぱりしているのか全く古く感じず楽しめるのでおススメです。
まだ15巻でこれからも続きますが楽しみです。