漫画

『まんがで読む万葉集・古今和歌集・新古今和歌集』感想

万葉集、古今和歌集、新古今和歌集に収録されている和歌の内代表的なものがイメージしやすいように漫画のショートストーリーで描かれています。

私がこの本を初めて読んだのは結構昔です。でも度々読み返している本です。

そして読み返す度に洗練された和歌の美しさというか強さを感じています。

私の祖父は俳句が趣味です。

20歳くらいから始めて90歳になる今でも思いついたら書き留めているらしいです。

今から10年くらい前になりますが祖父と話していて自慢されたことがあります。

祖父の作った俳句が何かの冊子に載せられてプロの作家から「長編小説1作に匹敵する世界観だ」と評されたそうです。

今でも覚えているその俳句を先月福岡に行った時に祖父に話してみたら照れ臭そうに笑ってました。

和歌にも共通する部分だと思います。

背景と意味が分かると今にも共通するような気持ちともしかしたら今以上かもしれない風情ある景色が頭の中に広がります。

それこそ優れた長編小説に匹敵するような。

でも意味を掴もうとか文法を勉強しようとかなかなか大変。私は国語の教員免許持ってるのに学生時代を振り返ると古文のテスト問題大嫌いでした。

だから古文の勉強も嫌いでした。活用形から意味を推測して似たような選択肢を消していったり、これは何を学ぶための勉強なのか分からないと学生時代は怒ってました。

でもこういう本があって、とびきり美しい日本の言葉に、邪道かもですが漫画でイメージしてから、触れることができたらよかったのにと思います。

問題を解くためじゃなくて勉強する付加価値を見出せたかもしれません。

何百年という時間の中で、現代でいう本屋大賞くらいに、その時代で評価された短歌を感じることができる素敵な本だと思っています。

それに君が代の元になった歌も入っています。意味を知って私は素敵な国歌だと思いました。

気軽に日本の文化に触れられるおすすめ本として紹介しました。

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一蔵とけい
一蔵とけい
社会人の本好きです。現在、知的障害者の支援施設で働いています。 小説を読むことも書くことも大好きです。読書をもっと楽しむための雑記ブログを作りたいという気持ちで立ち上げました。

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