猪熊弦一郎、ポール・セザンヌ、ルーシー・リー、黒澤明、アルベルト・ジャコメッティ、アンリ・マティス、川端康成、司馬江漢、シャルロット・ペリアン、バーナード・リーチ、濱田庄司、河井寛次郎、棟方志功、手塚治虫、オーブリー・ビアズリー、ヨーゼフ・ボイス、小津安二郎、東山魁夷、宮沢賢治、フィンセント・ファン・ゴッホ。
ずらっと上げてみましたが誰もが見ても知った名前が幾人もいるであろうビッグネームです。
原田マハさんがこれらのアーティストに接触を試みます。
巨匠たちの創作の秘密を解き明かす、原田マハさんの10年ぶり書き下ろしアート短編集を紹介します。
簡単な本の説明
9/1-8に京都で開催されるICOM世界大会に関連する展覧会のために書き下ろされた原田マハさんの掌編集です。
原田マハさん自身が登場人物となって、黒澤明やアンリ・マティス、手塚治虫やフィンセント・ファン・ゴッホなど総勢20名の天才たちとしばし時間を共にし、言葉を交わし、小さな贈り物を渡します。
20CONTACTS 消えない星々との短い接触の感想
物語自体はフィクションなのですが、史実に基づき、まるで本当に巨匠がいるかのような温かなやりとりに微笑んでしまいました。
生きる時間は違っても天才と言われた人達の存在を感じられてとても嬉しくなれる読書でした。
特にマティスとゴッホの話、私は好きでした。
それに手塚治虫の漫画も小さな頃から本当に大好きだったし、川端康成は文章の綺麗さにもうほれぼれした始めての作家だし、かといって知らなかったアーティストの話は興味津々で読めたから面白かったし……。
はい、全て好きなお話でした。
掌編なのでネタバレはしませんがそれぞれの話と会話の温かさと、よく考えられたお土産の一つ一つが読んでいて楽しかったです。
原田マハが仕掛ける初の展覧会「CONTACT」
そしてICOMとは世界中の博物館・美術館を束ねる国際機関です。
ミュージアムを取り巻く様々な角度から専門家たちが協議し協働する場。
その世界大会は全世界から3000人のミュージアム関係者が集い交流する三年に一度のビッグイベントです。
そして今年は初の日本開催、京都大会です!
ICOM京都大会を記念して開催される特別展「CONTACT」。
なんと原田マハさんが仕掛ける初の展覧会。
美術、文学、漫画、映画の各分野で、世界と日本のアーティスト、クリエイターが互いに影響を与え合い、響き合ってきた奇跡を体感する展覧会です。
どう考えても興味しかないこのイベントはたったの8日間の開催でしかも京都。
一瞬考えてシフト表とにらめっこして決めました。
行こう!
明後日5日泊まり勤務明けに新幹線で京都へ。前泊の6日に観に行きます!
手が届くものならばちゃんと手を伸ばして感じ取ろうの精神です。
この書き下ろしアート短編集も大好きな雰囲気だったし楽しみです!
まずは明日の泊まり勤務残ってますけども。。笑