書評・感想

月刊『創』編集部編『開けられたパンドラの箱』感想

津久井やまゆり園の障害者殺傷事件から3年が経ちました。

被害者の実名報道の是非や、利用者の眠前薬の服用についてなど改めて話題に上がっているのを目にします。

私見は置いておいて、風化させてはいけない事件の一つです。

今回紹介する『開けられたパンドラの箱』は小説ではなく、3年前に起きたやまゆり園障害者殺傷事件に関する記事がまとめられた書籍です。

好きな本ではないし、面白い本でもありません。そして事件について私が意見をいいたいから投稿したわけでもありません。

でも、どうしても紹介というか取り上げたい本でした。

3年前に知的障害者の入所施設に元職員が侵入し、19人を刺殺しました。

特にこの書籍の第1部では植松被告が事件前に綴った手紙や逮捕後の面会での実際の会話、獄中に本人の描いた漫画が載せられています。

会話も漫画もやたらと内容ははっきりしています。(漫画は驚くほどのクオリティーです)

特にこの本に関してブログで感情的に何かを言いたくないのですが、一晩で人間の首を中心に19人刺殺した人の内容なのかと。

この本のことを友人に話そうとすると声が震えるんです。

感じ方は人それぞれだと思いますし、おススメ本とか好きな本と言うと違いますが。

 

ABOUT ME
いちくらとけい
社会人の本好きです。現在、知的障害者の支援施設で働いています。 小説を読むことも書くことも大好きです。読書をもっと楽しむための雑記ブログを作りたいという気持ちで立ち上げました。

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