漫画

田島列島『水は海に向かって流れる(1)』感想【家族の元を離れて始まる家族の物語】

田島列島さんの最新漫画!

本当に待っていました。

『子供はわかってあげない』が大好きな漫画で何度も何度も読み返していました。

そして『水は海に向かって流れる』

見つけてマッハで購入して読んで、

やっぱり好き!

そう思わせてくれるいい漫画でした。

あらすじ

高校への進学を機に、おじさんの家に居候することになった直達。

しかし最寄りの駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性の榊さん。

案内された家の住人はおじさんだけではなく26歳OLの榊さんとなぜか漫画家になっていたおじさんの他にも女装の占い師、大学教授と個性的な面々です。

そして直達を加えた男女5人での奇妙な共同生活が始まったのですが思いも寄らない直達と榊さんの因縁を知ることになります。

家族の元を離れて始まる家族の物語です。

 

ここからネタバレ注意

水は海に向かって流れる(1)の感想

期待通りの面白さでした。

時折くすりと笑えるような掛け合いと少しの恋心のような感情、そして軸となって物語が進むやや重い榊さんと直達(というか直達の父)との因縁。

読んでいて直達の純粋な真っすぐさに心が洗われるような気持ちで次へ次へとどきどきしながら読み進めました。

猫のムーちゃんの場面など、直達たちの気持ちや行動を追っていると私自身の気持ちの無駄が取り払われるような気持ちになります。

個人的には直達くんと榊さんと泉谷さん(妹)の魅力が際立っていてでてくる掛け合いが好きです。

泉谷さんの「女子ざんまい」ポーズ、笑いました。

直達の周りに出てくる人たちも優しい人ばかりで、最後に描かれる直達の気持ちが変化していく姿が印象的。

俺はやだ

そーゆうのやだ

もう知らないフリはしたくない

けど

わがままを言ったら捨てられる…

わがまますら言えないコドモのままじゃ

目の前のこの人が背負うモノを半分持つことも出来ない

直達くんの背景も意外に重く直達くんに引っかかっていることが分かります。

父親のダブル不倫の末にまだ榊さんの母親が戻ってなくてそれを直達の父が知らないのは驚きでした。

何があったのでしょうか。

直達が小さな頃、祖父の家に預けられたのは何があったからなのでしょうか。

とりあえず榊さんの直達の父への暴力はすっとしてしまいました(笑)

母親の戻っていない榊さんにとってはまだまだ足りない。

でも榊さんが自分の16を思い浮かべながら15の直達を気遣う気持ちもよぎっていく。

まだまだ謎だらけ。

直達くん、そして榊さんをはじめとする周りの人たちの関係に今後も要チェックです。

水は海に向かって流れる(1)読んで感じた〇〇

久しぶりに新しく集めていこうと思える漫画登場です。

このどこかさっぱりした会話が好みです。

榊さんが直達くんに牛丼を振舞う姿を見て、私もいい肉で牛丼作ってみたくなりました。

あぁ、いい肉食べたい。

どのくらいのペースで刊行されるのだろう。

今年の一つの楽しみになりました。

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一蔵とけい
一蔵とけい
社会人の本好きです。現在、知的障害者の支援施設で働いています。 小説を読むことも書くことも大好きです。読書をもっと楽しむための雑記ブログを作りたいという気持ちで立ち上げました。

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