ゴールデンウィーク間近! 令和間近!
連休ある方もない方もそれぞれ時代の節目に思うことはあると思います。
私は仕事がシフト制の仕事なので残念ながら連休はありませんがそれでもこの節目で気分を一新していい気持ちで晴れ晴れ令和を迎えたいなーと思います。
今回はさくっと読めてしみじみ感じ入ることのできる平成の漫画おすすめ5選を紹介します。
漫画は疲れた気分の時でも絵とセリフで物語の中に入らせてくれるので私は落ち込み過ぎた時は小説ではなく漫画をもくもく読むことが多いかも。
長くても6巻、1,2巻で完結しているものを中心に選びましたのでぜひこの時期、たくさんの漫画の名作に触れてみてはいかがでしょうか。
Contents
おすすめ完結漫画紹介
1.東村アキコ『かくかくしかじか』
2015年マンガ大賞第1位作品!
『東京タラレバ娘』『海月姫』など数多くのヒット作を産み出した漫画家・東村アキコさんの自伝エッセイ漫画です。
高校時代に受験対策の美術教室で出会った日高先生との出会いから別れまでが描かれています。
日高先生は竹刀を持ちながらずばずば物を言う一見癖のとても強い先生です。ただ絵と人に対して真っ直ぐで、合わない生徒もいたのでしょうが、憎めない先生です。
勿論東村アキコさんのプロの漫画家になるまでにどんな紆余曲折があったのかも興味深いのですが、それよりも東村アキコさんと日高先生だったり、恋人だったり、友人だったり、漫画家の同僚だったり、そういう人間模様が魅力的です。
5巻完結で5巻の今井くんが日高先生とのエピソードを語るところは何度読んでも泣きそうになります。
言霊じゃないけど、その人を表す口癖みたいな一言が、関わりない読者の私たちにまでもこんなにも強く響くのかと驚きながら、うんうん頷いていました。
学生や学生じゃなくても何か目標に向かってる人や、日頃がうまくいってない人、お勧めしたい漫画です。というか最近落ち込んだ時に読み返して、がんばろうって思いました。
2.矢部太郎『大家さんと僕』
コミックエッセイです。ひとつ屋根の下で暮らす大家さんと芸人の矢部さんの日常が描かれています。
矢部さんも大家さんも人柄よく、自然体です。二人の会話には裏表がなくて、二人の年代が違うのに絶妙に合っていてほっこり感があります。
時々くすりと笑ってしまうような話(矢部さんて面白いけど大変な仕事してるんだなぁと思いました)もあるし、時々出てくる大家さんが言う死を連想させるようなジョークが悲しく、でも笑ってしまうような話もあります。
途中出てくる後輩芸人ののちゃんには思い切り笑いました。
穏やかな気持ちにさせられながら時々笑って少し泣いてしまうエッセイでした。
このエッセイの中で「大家さんの誕生日」という話があります。
とっても素敵で、大好きな話です。セリフの引用は避けますが大家さんのセリフで目頭が熱くなりました。いい話。できれば私の祖父母にもこういう気持ちになって欲しいなんて思います。
人気が出るのも分かるくらい、いい本でした。最近気持ちが張り詰めていたのですが、とっても楽になりました。
リラックス効果ありです笑
3.田島列島『子供は分かってあげない』
上下巻の漫画です。
高校2年生のサクタさんともじくんが出会うところから話は始まります。
趣味が合って会話する機会が増えていくのですが、ふとしたきっかけでサクタさんのもう別々で暮らしをしている父親を探すことになります。
ぎりぎりまだ子供の高校生による一夏の物語です。
ものすごく甘酸っぱい!
今は大人でも、初恋に右往左往してみたり、大した目的のない冒険にわくわくしてみたりしたことってありませんか。
その時持ってた無邪気さとか真っ直ぐさは社会に出て咎められることもありますが、小さい子と接したり、こういう作品を読んだりしてら思い出すとくすぐったいような温かい気持ちになれます。
現実的な話ではないし、冗談みたいな会話や流れもたくさんありますがだからこそ気楽に漫画の世界に浸れました!
くすくす笑いながらあっさりとした味わい深い絵で甘酸っぱさに浸ってみることができますよ。
4.森田るい『我らコンタクティ』
カナエが小学校時代の同級生かずきと再会します。かずきはなんと一人で宇宙に飛ばすロケットの開発をしています。
かずきの驚くべき目的を知り、カナエは驚き脱力しつつ、でも一緒にロケット開発をすることになります。
思いも寄らない方向へ物語が進んでいきますが二人の目的は叶えられるのか。
兄弟関係、友人関係飛び越えて光の描写が眩しい場面で送る1巻完結の漫画です。
「宇宙」に向けてのロケット開発がすごくフィクションぽいのだけど時々現実的に描かれていて思わず、説明の細部まで読んでしまいました。
光の描写が綺麗でそれぞれの場面に雰囲気があって絵も素敵な漫画です。
独特の世界でありながら目指すものに向けてアプローチしていく二人の姿に胸が熱くなれる漫画です。
5.池辺葵『プリンセスメゾン』
全6巻完結です。
モデルルーム見学の常連と化す沼越さんが自分だけの、安らぎのある物件を探すために奔走する漫画です。
単に家探しの話ではなく、どんな生活が自分にとっての幸せある生活なのかほのぼのした会話の中で綴られていく人生の物語。
持ち家派、賃貸派などライフスタイルに合わせて友人の中でも様々分かれてそれぞれのいいところとか悪いところとかよく耳にします。
私はマンション購入を具体的に考えたことはなくてどっち派という話にも加われないですけど、この漫画は温かいエピソードが多くてふむふむって知識を得ながらも気持ちの変化が面白くて楽しく読むことができました。
もう今日読んだ今月発売の6巻で最終巻で寂しいなぁ。頭空っぽで読める話です。
出てくる登場人物みんな優しくて癒されます。
大きな買い物は自分の人生を自然と考えるきっかけになるんだって思います。
この本は女性目線中心ですが、独身男でマンション購入する人ってどんな気持ちなんだろう。運用目的の話はたまに聞くけど。
漫画を閉じてからついつい近くのマンション検索してしまう。購入じゃなくても引っ越したい願望が笑
終わりに
家にいながら気分転換!
それは読書の醍醐味です。特に漫画は絵がある分、少ない空き時間でもすっと物語に入らせてくれるので最高の娯楽ですよね。
今回紹介した漫画はどれも読後も元気になれるような漫画ばかりです。
本屋で探しても、家でスマホで読んでも、読書の形も色々あると思いますがぜひぜひいい休日を過ごしてください。