先週「モニタリング」というテレビ番組でオードリーの春日さんがプロポーズをする姿を追った放送がありました。
その時に最後コンビの若林さんが号泣しているのを観て思わずもらい泣きしそうになった方はいませんか?
私です。
そんな若林さんの昨年注目を集めたエッセイ。
読んでいて等身大の人の姿を感じることができるというか、心地よくなれるようなエッセイです。
あらすじ・説明
オードリーの若林正恭さんのエッセイです。
雑誌「ダ・ヴィンチ」2015年8月号から終了までの連載分からなる第1章と書き下ろしの第2章から成り立っています。
テーマはその時に若林さんに起こったことや感じたこと中心で「自分探し」と言えるアラフォーから40歳になる若林さんの価値観や考え方が綴られています。
ナナメの夕暮れの感想
大笑いしてしまうとかそういうエッセイではなくて、諦めたり飽きたりしていく感情の一部分がネガティブではないところに落ち着くところに安心し、嬉しくなりました。
今までテレビに出ているような方のエッセイでは、前向きで強い力に溢れた話や趣向を真似てみたくなったり、自分まで格好良い気分になったりしたことはありました。
でもこのエッセイはそういうものではなくて、若林さんがその自意識との対話の先に日々を楽しむことに繋げられていることが自分の指標みたいになって安心できました。
私と若林さんは感覚的に似てるとは言えない人間なんですけど所々は言っていることがすごく分かります。
具体的な言葉には触れませんが、このエッセイを書く段階で若林さんもたくさん自分自身と対話したのが伝わってくる本です。
なんとなく書かれたきどったものではなくて、大笑いしたり大泣きしたりするようなものでもないけど、向き合い方が真剣で熱くなれて読んで本当によかったです!
ナナメの夕暮れを読み終わって感じた〇〇
私には2つ下の弟もいます。
年に1、2度くらいしか会いませんが会うと本や音楽や仕事の話をしてその都度楽しいです。
そんな弟が始まりはオードリーのラジオだったか、はっきりは分からないですがオードリー、とりわけ若林正恭さんに5.6年くらい前から目に見えてはまり始めました。
博物館巡りをしたり、単身で動き回っている話を聞くと本当に面白いです。
今までは同じところで暮らしてきたから趣味嗜好も似ているところが多かったですが最近は教えてもらうことも多いです。
これからもそういう関係でいたいと思います。
喧嘩ができるほどもう近くはないし会わないですけど、たまには会って色んなことを持ち寄って、話ができればいいです。
実は弟が若林さんのことをいいと言っていたから興味を持ち手に取ったエッセイでしたが、誰でもない自分自身と対話することの大切さを感じることができました。
https://tokeichikura.com/sousaku03