映画『JOKER』を観てきました!
爆発的なヒットとなっているこの映画です。
映画『JOKER』のあらすじ
『JOKER』のあらすじ
「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。
都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに密かな好意を抱いています。
笑いのある人生は素晴らしいと信じ、どん底から抜け出そうともがくアーサーには変化が訪れます。
”本当の悪は笑顔の中にある”
狂気をまとうJOKERとアーサーの物語です。
今回、詳しくレビューはしませんが、笑いと狂気だったり、現実と妄想だったり、真逆のような表現が合わさった迫力にやられました。
悲劇なのか、喜劇なのか。
ホアキンフェニックスの存在感がすごかったです。
勿論、観ていない方にはおすすめの映画です。
さて、映画を観ていて気になったことがあります。
今回『JOKER』を私は一人で観に行きました。駅から離れていてシャトルバスで行くようなショッピングモール内のTOHOシネマズです。
一人で行くなら、そういう映画館だと席をわりと選べるし、ご飯も広いフードコートで好きなものを気兼ねなく食べられるので好きです。もっともっと言うと、大きな本屋も入っているので本屋で好きな本を買っていくつもあるカフェの内で居心地がよさそうなカフェで軽く読書もできるので本当に好きです!
とにかく絶好の席で観ることができました。
映画に関しては上記したおすすめ度抜群の感想だったのですが、ここで語ろうと思うのはその前の話です。
映画上映前の話
映画の席に座って観客は半分くらいでしょうか。私の二つ隣に女性二人組がいました。
コーラとポップコーンを買っていて美味しそうに食べていました。
あー、私も買えばよかったなんて思っているとその二人の話題に心を奪われました。
婚活の話をしているのです。
婚活のアプリに登録して色々探しているという話でした。あんまり聞き耳を立てるのも忍びないと思いながらスマホに入った電子書籍を開いたのですが、女性の会話は耳に入ってきます。
「やっぱりさー、相手の気持ちに立ってどんな自分が需要があんのか考えることが大事だよねー」
「わかるー。ただわがままばっかり言うだけじゃ好きになってもらえないしね」
「むずかしいわー」
ふむふむ。確かになるほど。よく分かるし、男でもそういう気持ちは大事だよね。
つい聞き耳を立ててしまっていると、
女性の一人がふぅと一息ため息をついて衝撃の一言でした。
「あー、今にもぽっくり死にそうな遺産持ってる男いねーかなー」
「せっかく50代以上で検索しているのにねー」
一気に心を奪われました。
まじで? まじか!!!
一応言っておきますが、
「ひどい」とか「なんてとんでもない人だ」とか、
まるで思っていません。
そういう感覚は私にはないみたいです。
ただ、
「おもしろい!」
と思ってしまいました。
死にそうな五十代以上の男を見つけるのが難しいのか、遺産を持っている男を見つけるのが難しいのか、それはわかりませんし、本心なのか冗談なのかもわかりませんが、なにかがむき出しみたいになっているセリフ好きです。
それから映画の前説みたいな動画(ノーノイズとかノーキッキングとかのやつ)が流れて女性の会話はなくなりましたが、それから上映されるJOKERの前にまた別のJOKERを見せられた気分でした。
あの女性はおいくつなのかもわかりませんが、今後も実際に年上の男性を検索して出会ってうまくぽっくりいきそうな遺産もっている男性に出会えるのでしょうか。
私はそんな気持ちを本気で持っている主人公の小説を読みたい(少し書きたい)と思っています。
そんなJOKER前のJOKERの話。