絵本

魔夜峰央『けい君とぼく』感想【『翔んで埼玉』の原作者が描く初の絵本!】

現在話題沸騰中の映画『翔んで埼玉』の原作者で、漫画『パタリロ!』でも有名な漫画家・魔夜峰央さん初の絵本です。

『翔んで埼玉』、今本当に話題ですよね!

そして原作漫画を眺めていると独特な世界が広がっています。

そしてそんな独特な世界観を持つ魔夜峰央さんの初の絵本なのですが、

子どもたちの気持ちを大切にしたいというメッセージが込められた魔夜峰央ワールド全開の素敵な絵本らしい!

そんな情報を手に入れて楽しみに読むとこれは面白くて深い!

あらすじ

幼稚園児の男の子みき君が同じ園児の男の子けい君に好意を持つというお話です。

恋心のような好意と、その好意からくる行動にママ、パパを始めとした大人たちは子ども達から見れば不気味に動き出します。

ここからネタバレ注意。

けい君とぼくの感想(ネタバレあり)

男の子同士の会話やパパとママの会話は考えさせられながらも、くすりと笑ってしまうようなページもあります。

独特な世界全開です!!

私は読んで子どもたちの気持ちを大切にする意味を考えさせられました。

子どもはただ単純に「好き」という気持ちでも大人の考えはいろんなフィルターにかかって結局のところ子どもの簡単な気持ちから遠く離れたところに着地することがあります。

この絵本では大人であるパパの反応が面白くてツボな場面もあったのですが笑

というか、一回言わせて下さい。

パパがみき君を諭すように話すセリフ、

みき君のおちんちんとけい君のおちんちんがぶつかったらけがをする

何言ってるんだパパ!!!笑

とても考えさせられるようなテーマの中に笑いが込められているのは絵本として素敵だと感じました。

終わりのみき君とけい君が「だったらいいや」と手をつなぐ絵はほのぼの「そうだよね」と頷いてしまいました。

終わりに

何か教訓めいた本というよりは楽しんで読めて、子どもとか、私であれば勤務している施設の利用者の気持ちに寄り添うための余計なフィルターが1枚取り除かれた気がしました。

絵本て奥深いですね。漫画も面白いけど絵本には絵本の雰囲気があって端的なんだけども柔らかく訴えかけるものを感じます。

大人が読んでもハッとさせられる絵本でした!

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一蔵とけい
一蔵とけい
社会人の本好きです。現在、知的障害者の支援施設で働いています。 小説を読むことも書くことも大好きです。読書をもっと楽しむための雑記ブログを作りたいという気持ちで立ち上げました。

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