絵本

【勇気を出すことの大切さ】ニコロ・カロッツィ『ひみつのさくせん』感想

みんなで ともだちを まもるんだ。

友達のために勇気を出すことの大切さを知る絵本です。

作者のニコロ・カロッツィさんはイタリア出身の建築家、教師、イラストレーターで2013年の「EurHope」プロジェクトのイラストコンテストで最優秀賞を受賞された方です。本書はアメリカでのデビュー作となります。

訳者の橋本あゆみさんは『夜のふたりの魂』(河出書房新社)の訳者であり、『サボテンにハグなんてしない』『アーロ ねむれないライオン』『ほねほねアニマルボーン』(いずれも化学同人)などの訳書があります。

ケント・ハルフ『夜のふたりの魂』は本当に素敵な小説でブログでも何度か取り上げました。

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本書は金魚とねずみの友情が描かれた、読み聞かせにも最適な本です。

大人にも響く美しい絵本を紹介します。

簡単なあらすじ・説明

泳いだり飛び跳ねたりぶくぶく泡を作ったり、ねずみときんぎょは大の仲良しです。

ところが、忍び寄る影が三つ。

友達を守るため、ねずみはある作戦を思いつきます。

むちゃ だって ゆうきを だして つきすすむ。

ひみつのさくせんの感想

温かい絵は眺めているだけでも気持ちが綻びます。

きんぎょとねずみがどんな遊びをするのか興味を持ってページを捲ってるみると、そこには泳いだり飛び跳ねたり、そしてなんと言っても

ストローを使ってぶくぶくきんぎょと戯れている姿が可愛すぎる!

そして忍び寄る影に追い詰められたねずみの姿もハラハラしながらもやっぱり可愛らしさを感じてしまいました。

温かな絵に落とされる言葉はとても少なく、でも印象的です。

絵をじっくり眺めながら印象的な言葉が響きます。

むちゃ だって ゆうきを だして つきすすむ。

素敵な言葉ですよね。

最後まで予想もつかない展開で驚きながら、読後の余韻はとても優しいものでした。

終わりに

子どもの読み聞かせにも最適です。子どもたちを温かい雰囲気の中で勇気を与えてくれる絵本だと思います。

そして大人にもおすすめ!未婚の私も読んでまず「素敵な絵本だった」という感想を持ちました。

ぜひぜひ可愛く勇敢なネズミの姿と嬉しそうに飛び跳ねるきんぎょの姿を楽しんでくださいね!

ABOUT ME
いちくらとけい
社会人の本好きです。現在、知的障害者の支援施設で働いています。 小説を読むことも書くことも大好きです。読書をもっと楽しむための雑記ブログを作りたいという気持ちで立ち上げました。

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