漫画

中村尚儁『蒼のアインツ 1』感想

GKが主役のサッカーヒューマンドラマ!

著者は『じゅういちぶんのいち』、『伝説の勇者の婚活』の中村尚儁さん。

『じゅういちぶんのいち』もしんみりするようなサッカー選手の一生を描いた漫画で好きでした。

そして今度はGKが主役!

各漫画の主役を集めて監督からFW、MF、SB、CB、GKとチームを組めそうなくらい現代のサッカー漫画の設定は多様ですね。

今回は新作で1巻の紹介です。

簡単な説明

プロ3年目、20歳のGK・神谷蒼は、日本代表に選出されます。

そして迎えた試合当日、後半から出場し見事代表デビューを果たした蒼だが、彼のワンプレーが原因で会場が騒然となってしまいます。

ワールドカップで活躍したい神谷のチャレンジはどのような方向へと進んでいくのでしょうか。

最後に読み切り漫画『拓く』も収録されています。

ここからネタバレ注意!

『蒼のアインツ 1』の感想(ネタバレ)

優しい世界観の上に成り立っているサッカー漫画。

『じゅういちぶんのいち』もそうでしたが、努力を繰り返して、うまくいかないことがあって、でも誰かが見ていて、一歩ずつ乗り越えていく。優しい世界は読んでいて心地よさがあります。

山梨の強化部長・鏑木も広報・矢野も、日本代表GK醍醐も皆、会話が神谷を思っていて癒されます。

最後の怪我を思わせる場面は今後の展開が怖くもありますが、まず2巻を楽しみに待とうと思います。

それにしてもGKが活躍するチャンスはピンチの場面が多いというのははらはらします。

まだチャレンジカップや練習試合など、結果が次に繋がるようなゲームはありませんが、これが例えば負けることのできないこれ以上ないくらいに大切な試合となれば主人公が活躍する分、寿命が縮む想いをしてしまうような気もします笑

でも、『キャプテン翼』の一番好きな場面は若林が活躍する場面だったりするからきっとすごい面白いのだろうな。

『拓く』の感想

『じゅういちぶんのいち』の連載が終わったタイミングで描きあげられた読み切りだそうです。ヤングマガジン本誌に掲載されました。

サッカー選手の華々しさというよりもチームをクビになったり、トライアウトもうまくいかなかったりとほろ苦い内容。

ただ家族の支えも感じられて最後には希望が見えるような内容です。

心に残りますね。

やりたいことと自分の人生、家族の人生でどんなバランスで生きていくのかはもはや自分の問題だけではありませんよね。

だけど、奥さんがまたよき理解者でただ応援するだけではなくて、本人の気持ちを踏まえた上で、これがいいという選択肢を考えているところが一緒に過ごしているパートナー感を感じてよかったです。

終わりに

とても気になる終わりでしたので2巻はどうなるのだろうと心配な気持ちで一杯です。

個人的には怪我を繰り返していくようなストーリーはつらいと思ってしまうけど、きっとそんな展開でも上を向こうとする姿に感じる部分があるのだろうと思います。

まだまだ1巻ですが、これからも楽しみにしていこうと思います。

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一蔵とけい
一蔵とけい
社会人の本好きです。現在、知的障害者の支援施設で働いています。 小説を読むことも書くことも大好きです。読書をもっと楽しむための雑記ブログを作りたいという気持ちで立ち上げました。

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