漫画

末次由紀『ちはやふる 42』感想

競技かるたに没頭する人たちを描いた大人気漫画・42巻が発売されました。

2007年末から連載開始ということはもう10年以上も歴史がある漫画。

途中、アニメ化され、実写の映画化もされているので「歴史がある漫画」という言葉に違和感を覚えるほど、新鮮な「今」の漫画という感じがします。

アニメも第三期が今年10月から始まるようですね。

40巻を越えてさらに盛り上がる展開なった42巻を紹介します。

簡単なあらすじ・説明

小学6年生の千早は福井からやってきた転校生・新と出会います。

新の意外な特技は小倉百人一首競技かるた。

ちはやは競技に取り組む新の姿に衝撃を受けます。そしてそんな新も千早のずば抜けた才能に釘付けになります。

まぶしいほどに一途な想いが交差する青春ストーリーです。

(始まりのあらすじです。42巻についてはネタバレ部分から記載します)

ここからネタバレ注意!

ちはやふる(42)の感想

東西挑戦者決定戦を勝ち抜き挑戦者となった千早はクイーン位をかけて詩暢と、新は名人位をかけて周防と勝負をすることになります。

長年の夢の舞台であり、死闘必至の決戦を直前に控え、それぞれが自らを追い込み最後の研鑽を積みます。

ついに千早の高校最後の冬、新年が明けました!

ここ最近のさらに面白さが加速していく感がすごいです。

挑戦者決定戦では太一の姿に胸が熱くなり、ちょっとの切なさと一つ乗り越えた感のある太一の姿が嬉しくありました。

それから前巻までは詩暢の人間味をよく感じる巻でした。

強いイメージのあった詩暢の家庭や新に何度も挑んで初勝利を収めるまでの描写は彼女の弱さを感じつつ、逆にクイーン戦を応援したくなるような気持ちになりました。

時折描かれる周防さんも彼のキャラクターの濃さや太一との面白い掛け合いもあって、「強い」という以上の魅力を感じます。

だからこそこれからのクイーン戦、名人戦は、もう今までよく知っていてそして大好きなキャラクターがぶつかって頂点を決める戦いなわけですから胸熱です。

始めに連載開始から10年以上と書きましたが小学生時代から描かれたこの物語がついにちはやがクイーン戦に挑むところまで来ました。

リアルタイムの時間の流れに近いですね。いや、もっと濃いのか。漫画の中では6年くらいですもんね。

42巻の私としての見所は2つ!

詩暢の母親がおばあちゃんに告白する場面、

「うちと詩暢で春になったら―――……」

真意を捻じ曲げる詩暢の性格をくみ取る母親の姿が感慨深い。

あともう一つ、千早の姉妹関係です。

千早が注目され始めて姉妹関係にも複雑さが漂ってきた最近の巻でしたが、着物の事件で妹のためにバスと電車で乗り継いで駆けつけようとする場面、

よかった!

慌てふためく千早を千歳が

「わかってるよ」

ともう調べて車で動いているシーンは痺れました。

そんなこんな千早と詩暢のそれぞれの背景が描かれつつ、いよいよ開始です。

色んな想いがのっかり、千早と新が一緒に「不尽の高嶺」へと駆けあがって欲しいという気持ちもありますが、詩暢や周防に負けて欲しくないという気持ちも高まり、42巻を読み終えたました。

次巻も楽しみです。

終わりに

ここに来てますます面白くなっていく展開は嬉しい悲鳴です。

どんどん敵も味方も立っていくキャラクターが織りなす世界は本当魅力的!

楽しみにしていく漫画も時間と共に積み重なるように増えていくから時間足りませんね。

嬉しいことです!

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一蔵とけい
一蔵とけい
社会人の本好きです。現在、知的障害者の支援施設で働いています。 小説を読むことも書くことも大好きです。読書をもっと楽しむための雑記ブログを作りたいという気持ちで立ち上げました。

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