待ちに待った第8巻!
今1番新刊を楽しみにしている漫画かもしれません。
『岳』の著者でも知られる石塚真一さんのジャズを題材とした漫画です。
第8巻も読んで力をもらえるというか考えさせられるというか、ただただ面白いというか。
簡単な説明(ネタバレなし)
ジャズを題材にした漫画です。
世界一のジャズプレーヤーになるという目標に向かっていく宮本大とその周りの人達の成長物語です。
『BLUE GIANT』(全10巻)が国内編で『BLUE GIANT SUPREME』は海外編になります。8巻が発売されました。
ここからネタバレ注意
『BLUE GIANT SUPREME 8』の感想(ネタバレあり)
大とライバル的なアーニーが出会いましたね。
それぞれ違う自分の考えを持ち、音楽的にも特徴の違う二人。
仲良くというよりも認めた上で大の言葉、
「お前には負けない」
こういう戦いはするべきですよね。
音楽でも作品でも戦うことで高め合う関係ってあると思います。本気で悔しがって負けたくなくて自分を高めていく。
帰りの空港でアーニーが「SHIT!!!」と叫ぶ場面も本気で取り組んでプライドを持っているものの気持ちが伝わってきて私は好きです。
そしてこの巻はラファの巻でした。
人格的に落ち着いていて、技術も高いドラマ―。だけど変わっていくことが求められている。革命です。
前の巻の末におまけで本編よりもずっと先のラファのインタビューが載せられていましたが大とラファのよりよくなっていくための言い合いというか話し合いも始まってきました。
途中、ライヴにきたハインドルの感想もありましたがどのレベルにたってみても自分達を変えようとする姿勢が痺れました。
そしてジャズフェスのシーンも迫力と熱さが満ちていて興奮しました。
ストイックさの凄いと思えるラインの感覚は個々によって基準が違うものだと思いますが、この漫画を見ると全ての力をジャズに傾けていて、仕事を投げ出すとかではなくてもっと頑張ろうと思いました。
努力してきた先に見える景色も描かれているからこういうまだ途中の新刊を読んでも満足できる。
漫画には勿論音楽は流れていませんが、ジャズが素敵なものだと伝わってくるし実際に検索して見てしまう。まだまだ何もわからないけど、これから知りたい分野の1つです。
終わりに
ラファ以外にもハンナもブルーノについても魅力が溢れているとてもいい第8巻でした。
次が楽しみです。
こうやって人間の魅力が溢れているような漫画はとても好き。
『岳』も好きだったし。